昭和56年に農協事業として始めたカマンベールチーズ製造は、一村一品の先駆けとして十勝管内では一番歴史があり、足寄町の放牧酪農の牛から生産される自然に近い牛乳にこだわり、放牧牛乳のブランド化やチーズ生産による付加価値の向上を目指しています。従来のカマンベールに加え、フレッシュ系のモッツァレラ、熟成系のゴーダ生産と幅を広げ、放牧乳ならではの黄色味を帯びたチーズを生産しています。製造は工場長とドイツで技術を習得した女性の2名の技術者が手作りの技で、新鮮で安全な足寄チーズの味を守っています。販売は、工場に併設した「道の駅足寄湖」と「道の駅あしょろ銀河ホール21」の店頭販売が主です。近年は「バター作り体験」や乳製品に関する勉強会を開催し、酪農を知ってもらえる機会を作っています。
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