浜中町は酪農の町として発展を遂げてきましたが、多様な生き物が生息できる環境を回復・保全していくことが浜中の酪農家の生産物が信頼されるためにも必要との考えから「緑の回廊宣言・憲章」を定め、生産に支障がない土地への植林などによって牧場を緑の回廊でつなぐなど、自然と調和した酪農を目指す取り組みを進めています。
活動は酪農村の環境全般を対象としており、植樹以外に河川環境の改善にも取り組んでいます。2008年には魚の遡上に障害のある取水堰に、地元ボランティアによる手作りの魚道を設置しました。この活動を通じて下流域の自治体や漁業関係者と「流域としてのつながり」の良好な関係ができるとともに、活動への参加者も増えてきています。
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