名寄市風連地域は、天塩川と近隣の山々に囲まれた純稲作地帯で良好な景観を有しています。このような中、瑞生地区では地域の農業者が20年前から旧風連町の町花である「シバザクラ」を水田の畦畔に植え管理を行ってきました。近年は女性を中心に用排水路や農道等へも植栽範囲を拡大しており、縦横に拡がる「シバザクラ」はメルヘンチックな田園風景を提供し、開花シーズンには観光バスが立ち寄るなど、観光スポットとして定着しつつあります。
この組織の取り組みは、名寄市内で「ルピナス」「ひまわり」等の植栽を計画している他の資源保全組織のリーダー的存在となっており、これからも「シバザクラ」を農村環境向上活動の柱として植栽範囲の拡大に努め、補植や除草等の適正な管理を行っていくことが期待されています。
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