平成１８年度より、北海道教育委員会より「北を創る人づくり〜アントレプレナーシップ教育〜」の指定を受け、留萌管内で生産される農林水産物に限定し、「地産地消」をテーマに研究・商品開発及びビジネスモデルの企画についての実践研究を行い、地域とのつながりを大切にし、地域の1人として生活している生徒が、新しいアイデアや地域を活かす企画ができる資質を育成しています。

　商品開発は、市場調査や試食会を通して得たデータをもとに、地域の古い食文化も考慮し、消費者ニーズにあわせた研究を行っています。笹炭を麺に練り込んだ「千望炭素ラーメン」、もち米を使用した「もっちり米パスタ」、海産物を使用した「海鮮どっさりおにぎり」、「鰊そぼろ」などが開発され、札幌や本州でのイベント等にも積極的に参加し、地域のPRに取り組んでいます。商品開発に当たっては、たくさんの地元企業や団体の協力を得て、まさに地域がひとつになって取り組みが行われており、開発した商品は、市内のスーパーや土産店、寿司店、レストランのメニューとして出されるなど順調な広がりをみせています。

「留萌の農林水産物で特産品開発」

　開発した商品は、新聞・テレビなどにも数多く報道され、本校の認知度もあがったことやコンテストやコンクールなどにも積極的に挑戦し、各種大会で賞に輝くなど各方面から高い評価を受けています。また、卒業生の地元就職率が７割と地域活性化に貢献しています。