斜里町ウトロは、漁業と知床観光が中心の地域です。
昭和40年頃にイカ漁で本州から来た船員向けの日用雑貨や飲食の提供を漁協婦人部で行ったのがはじまりです。次第に口コミで広がり、現在では、世界遺産の知床に観光で訪れる人に地場産品の美味しさを実感してもらうために、季節営業の食堂及び「道の駅」での弁当販売を行っています。
婦人部食堂は、4月から半年間の営業で女性部員が交代でウトロの新鮮な水産物を提供しています。当初は、漁業関係者を対象として営業してきた食堂も、観光客や釣り人が増えたことで、地元の水産物PRの場ともなっています。婦人部特製弁当は、平成19年にオープンした道の駅「ウトロ・シリエトク」で土日に販売しています。
また、婦人部では、貴重な自然環境を守る活動としてマスの遡上する岩尾別川流域を中心に地域各層の協力を受け植樹を実施し環境復元を目指しています。
「ウトロの浜の味を提供 婦人部食堂」
ウトロのかあさんが料理してくれる食堂の味の良さが口コミで広がり観光客の利用が増えたことを契機に、「婦人部食堂」の他に「道の駅」での「婦人部特製弁当」(ほたてご飯、ひらがいご飯)の販売を行い、素朴な味が人気となっています。たくさんの観光客に地元水産物の魅力をPRする場としても活用されています。