平成18年3月、1市3町が合併し大雪山からオホーツク海までつながった新しい北見市が誕生したことを契機に、市内の飲食店や研究機関、関係団体が一体となり、北見市民の後押しのもと新しい名物作りへのプロジェクトがスタートしました。地産地消に徹底的にこだわり、協議会メンバーや研究機関を中心に開発に取り組み、北見の豊富な食材が詰まった新メニューとして「オホーツク北見塩やきそば」が誕生し、平成19年4月にデビューしました。
「オホーツク北見塩やきそば」は、道内産の小麦を主原料とした麺を使用し、豚肉ではなくオホーツクのホタテ、キャベツではなく北見のたまねぎを使い、道産間伐材を原料とした割り箸を使用するといった「8つの定義とルール」を設けて、地元産にこだわりました。また、味付けの基本となる「専用塩だれ」と「専用道産小麦麺」を開発することで完全にオリジナル商品を作り上げました。
活動の開始からメニュー開発、今日に至までの活動のすべては、ホームページ、ブログ等に掲載し情報発信しています。
「1市3町の合併から始まった新メニュー」
北見市の生産量日本一のタマネギや全国屈指の水揚げを誇るホタテ、恵まれた山林から生産される木材資源などを北見市の物産として使い、北見の豊富な食材がぎゅっと詰まった地産地消に徹底し、試作を繰り返し3ヶ月でメニュー開発した行動力が市内の飲食店27店に広がり、デビューから15ヶ月で10.4万食を売り上げるなど、経済効果や産業の振興など、直接・間接的に大きな効果が生まれています。