中札内村の枝豆生産は、地域の新たな作物として平成4年に、23.1ha、農家48戸の作付けから始まりました。
当時は、豆刈り機と定置型サヤもぎによる出荷で、1日あたり 10aが限界で大変手間の掛かる農作業でしたが、その後、大口注文に応えるため、新たな農業機械や加工施設の導入を図り、現在は340ha、101戸まで拡大しました。
枝豆の美味しさや安全・安心を追求し、酪農家が廃出するスラリーの利用による土づくり、畑の外周にエン麦を植えて農薬の混入を防止する額縁栽培など独自の栽培管理基準を設け、すべての枝豆ほ場で残留農薬の検査を実施しています。また、全職員が1週間の直売所での販売を通じて消費者との交流・商品知識の向上に努めています。さらに、小学生の加工場見学の受け入れなどの食育活動や枝豆カレー・枝豆焼酎などの新たな商品開発にも積極的に取り組んでいます。
「日本一の枝豆生産」
大型ハーベスターによる収穫から4時間以内で窒素凍結技術を使った鮮度抜群の冷凍枝豆製品を作り、もぎたての味として定評を得ています。大型飲食店、スーパーはもとより学校給食などに採用されているほか、アメリカなど海外にも出荷されなど消費者に安全・安心で美味しい枝豆を提供しています。