環境や食品の問題を背景に、自然と調和する酪農や地産地消への期待が高まる中、本校では、このような地域ニーズに対応したプロジェクト活動を実施することにより、生徒・子供たちが優れた食糧基地に住んでいるという自覚を持ち、作ることの大切さ、食べることや命の尊さを学ぶことで、将来的により良い牛乳生産や地域環境に目を向けることを促したいと考え、地域交流を行っています。
地域一体型の「計根別食育学校」は、内容を体系化し、搾乳体験、牛舎管理、作物の播種から管理、収穫、加工、販売会まで一貫で実施しています。その他、地域の先駆けとなって約30年前から展開している花いっぱい運動、地域食材を利用した本格的な製品の開発と販売を行う地産地消推進活動、持続可能な循環型社会に向けた環境教育の推進を目的とした、ひまわり栽培によるバイオディーゼル燃料精製等、幅広い活動を展開しています。
これらの活動により、学校が「食と環境」を中心とした地域の核として、人の輪・心の輪を広げています。
「計根別食育学校」
多世代型・年間継続型の「計根別食育学校」は、地域の子どもたちへ本校生徒が農業を指導することで、生徒自らも自主的に食と命の大切さを学ぶとともに農業を深く理解していきます。また、食育といえば子どもという概念を無くすために、大人を対象とした乳・肉加工製造実習なども実施し、多世代型の食育を展開しています。
☆おすすめ情報
計根別食育学校(5月〜11月)