昭和53年2月17日にマイナス41.2℃の国内最低気温を記録した幌加内町母子里では、遠い、寒い、暮らしにくいというマイナスイメージが先行することもありましたが、この寒さを資源と捉え、町内の若者グループが実行委員会を結成し、昭和62年より毎年厳冬の2月に「天使の囁きを聴く集い」を開催するとともに、平成6年には2月17日を「天使の囁きの日」として日本記念日協会に登録しました。このイベントは、最寒の地「母子里」に一泊し、参加者と実行委員や地元住民が一緒に冬の暮らしや遊びを体験する内容で、ライトアップなどファンタスティックな演出とヒューマン・コミュニケーションにより確実に母子里ファンを増加させ、地元住民にとっても地域を見直す良い機会となっています。 |