農協青年部が生協から減農薬米栽培の相談を受け、昭和63年から取り組んだのがはじまりです。平成2年の広範なクリーン農業の取り組みへと拡大したことがベースとなり、平成16年に町内水稲作付け全農家が加入し使用農薬を統一、平成17年には使用農薬成分減50%を達成しています。また、平成18年からは生産情報公表農産物JASに対応しています。
消費者の皆さんに低農薬で生産履歴がわかり安心して食べられる農産物を生産するため、全農家で化学合成農薬の使用成分を一般栽培の2分の1で栽培するとともに、トレイサビリティシステムを導入し、お米の生産者・ほ場・使用農薬・肥料成分をホームページで公開しています。
また、栽培管理の向上を図る指導員の確保、北海道有機農業研究協議会による「システム認証」、「ひまわりライス」の商標登録、集出荷施設を改修して異物の除去、食味官能試験など、取り組み体制の構築のもと町全体でブランド戦略を実施しています。
「生産履歴がわかる“北竜ひまわりライス”」
全国で初めて町内の水稲生産農家全戸が低農薬栽培米の生産に取り組み、食の安全・安心・差別化を図り生産情報公表農産物JAS規格を取得した「ひまわりライス」ブランドに育てました。また、生産農家が消費者から直接声を聞く場として直売所の運営にも取り組んでいます。