 |
置戸町では、豊富な森林資源を生かした製材業が基幹産業の1つとなっていましたが、輸入材との競争激化などにより低迷傾向にありました。そこで、今まで暮らしを支えてきた町の資源を見直し、町の基本的な財産である森林資源から木工芸品を通じて町の活性化に生かそうと、20年前に「オケクラフト」が誕生。20周年を記念して、「オケクラフト」の新しい方向性を打ち出そうと実行委員会が結成されました。 過去の反省や記念事業を行うことにより、本来のオケクラフトの方向性を模索し、作り手が結束し、町の財産として再認識するなど、有意義な1年となりました。 |
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オケクラフトの作品づくり |
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製材工場のみの「木の町置戸」からの脱却をめざし、木材を工芸品「オケクラフト」とすることで町づくりに取り組んできました。「地産地消」の原則に立ち、地元小学校の給食器として使用するなど「木の文化」の発展に向けて活動しています。また、優秀な人材の養成はクラフト産地にとっては最重要課題です。このことから、研修施設の設立や研修制度を設け、作り手の養成に力を入れたり、地元の子どもたちが参加するワークショップを開催したりしています。 |
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ワークショップに参加した子どもたち |
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「オケクラフト」 |
置戸町のクラフトマンたちが作る「オケクラフト」は、白い木肌と年輪の美しいエゾマツの木のぬくもりが伝わる工芸品です。木工ろくろで削ったお椀類や板皿など、いろいろな種類のものがあります。器はどれもきめ細やかで繊細な印象ですが、表面は食器にも安全なポリウレタンで塗装されており、水洗いなどもでき、木の風合いを長く楽しむことができます。 |
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●データ
代表者:岩藤孝一さん/設立:2003年(活動終了)/会員:--名
所在地:常呂郡置戸町若木 森林工芸館内
電話:0157-52-3615
連絡先:常呂郡置戸町心和11-10 岩藤孝一さん
電話:0157-52-3875
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