地元の伐採木や建築廃材、雑木などの不要木材や生ゴミを炭にすることで、地域の土壌改良や池の水質改善に生かそうと考え、2003年に会社を設立しました。また、できあがった炭を利用した炭混合土壌で有機野菜の栽培試験なども行い、安全な有機野菜の提供にも力を入れています。 町内の製炭所で製炭試験を行う 　不要木材や生ゴミを炭化し、新しい資源として地域の土壌改良、水質改善に利用しています。炭の混合割合を変化させたほ場を作り、コマツナとほうれん草の栽培試験を行っています。土壌分析、野菜生体分析、ハウス内温度・地温、土壌水分率などのデータを取り、製炭物の特性にあった用途の開発に活用しています。また、粒炭を池に投入した池の水の分析データを取り、水質改善を行うことで、特産品のジュンサイを栽培している池の浄化に役立てています。 炭の効果をビニールハウスの野菜の栽培試験で調査 「ジュンサイ」 　オホーツク産ジュンサイは、栽培地としては北限に位置し、昼夜の寒暖の差が大きいことから、ジュンサイの特色である寒天状の「ヌル」がたくさんついています。また、ジュンサイの中に含まれている単純多糖体が、ビタミン、カロチン、ナトリウム等の栄養素をまんべんなく身体へ配分する機能を持っているので、健康食品としても注目を集めています。 ●データ 代表者：管野伸一さん／設立：2003年／会員：4名 所在地：紋別郡丸瀬布町東町98番地 電話：01584-7-2331／FAX：01584-7-3352