子どもたちに食べ物の本物の味とおいしさを伝えたい、無添加で健康によい商品を作りたいと考えた地元の農村女性が集まって発足しました。地場農産物を生かした特産品づくりをめざし、試行錯誤を重ねた結果、シソを使った飲料の商品化に成功しました。原料はすべてメンバーが無農薬で栽培し、水は一切使わずに、生のシソと酢、砂糖のみで作っています。 シソ飲料はていねいに手作業で作られる 　町の特産のシソを使ったシソ飲料の加工・販売をしながら、故郷のおふくろの味を守り続けています。製造量は1500〜1700本と限定していますが、これは、高齢者の多いメンバーが精神的・体力的に無理なく、よい品質・味を守ることを大切にするためです。消費者に安全・安心でおいしいシソ飲料を届け続けるためには、生産者がよい状態で製造することが大切、という意識を持って、製品づくりを行っています。 「濃縮シソ飲料『紫式部』」 　農薬を使わずに栽培し、太陽の恵みをいっぱい浴びたシソを使って、色鮮やかに仕上げました。味はもちろん、安心・安全にこだわった濃縮シソ飲料で、香りの良い赤シソと飲みやすい青シソの2種があります。オリゴ糖入りなので、ほのかな甘さが味わえます。毎年5月に発売されますが、愛好者が多く、9月ごろには売り切れてしまうほどです。地元の直売所「青空市」などで販売しています。 ●データ 代表者：米木幸子さん／設立：1990年（活動終了）／会員：10名 所在地：常呂郡訓子府町実郷 電話：0157-47-2471／FAX：0157-47-2471