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【北見市】 |
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北見市端野には、道東ではほとんど見られない、カタクリの個体群がひっそりと生育しています。これまでの調査から、北海道の東の分布限界に近いこと、他の地方のカタクリと比較しても、やや小さい傾向にあることが明らかになっています。
また、カタクリは昆虫が他の花から花粉を媒介することにより受粉され実を結ぶ典型的な他殖方の植物ですが、端野のカタクリは自分の花粉で種子をつけることが可能な性質(自家和合性)を獲得していることがわかりました。
「たんのカタクリと森の会」では、この貴重なカタクリと周囲の生態系を保護しようと努めています。群落の中心部は現在市有地となりましたが、周囲の山林はすべて民有林であり、伐採、盗掘の危険にさらされています。会では土地の取得と保護のために寄付を募り、またシールや絵葉書を作成販売するなどしています。
主な活動としては、笹刈りの実施や、観察路の整備、観察会での解説などを、カタクリの群落保護と生態系についての理解と協力を得るための活動を積極的に行なっています。 |
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