「わが村は美しく―北海道」運動2004  
景観部門
七飯町野菜生産出荷組合/七飯町 景観部門ー銅賞ー選考理由  
はじまりは?
 七飯町は、函館市近郊に位置し、常に消費者の目が生産者に向けられるという都市近郊型農業ならではの環境にあります。「安全で安心な野菜を買いたい」という消費者の気持ちをしっかりと受け止め、信頼を得ていこうと「クリーン農業、ななえは野菜の夢産地」を合言葉にして、農薬の代わりの線虫対策として「マリーゴールド」を導入。クリーン農業と美しい農村景観を両立しています。
緑肥作物「マリーゴールド」の花摘み


おもな活動
 七飯町の農業の歴史は古く、「男爵イモ」発祥の地としても知られています。現在は、温暖で積雪の少ない気候条件を生かし、大根、ニンジンを中心に、ホウレン草、長ネギが4大作物。1戸あたりの耕地面積が小さいことから、年2作の生産形態をとっているため、線虫の被害が確認されました。そこで、農薬を使わずに品質向上をめざして、対抗植物「マリーゴールド」の栽培に挑戦し、効果を実証しました。「Yes! clean」(北のクリーン農産物表示制度)の承認を得ています。
秋祭りにマリーゴールドで飾った山車をつくり一般市民にもアピール

ここが自慢!
「赤松街道沿いに咲くマリーゴールド」
 マリーゴールドはキク科の園芸植物で、いろいろな種類があります。七飯町で栽培されているマリーゴールドは「アフリカントール」という大型の品種で、丈が80センチメートルくらいになり、黄色と橙色の大輪の花が長期間にわたって咲くのが特徴です。9月末の赤松街道沿いでは、迫力満点のマリーゴールドが楽しめます。花盛りのうちに緑肥として畑にすき込まれ、七飯町のおいしい野菜づくりを支えています。

●データ
代表者:岩崎 昇さん/設立:1970年/会員:240名
所在地:亀田郡七飯町字本町311 JA新はこだて七飯支店営農課
電話:0138-65-3078/FAX:0138-65-8686


●リンク
・七飯町
  http://www.town.nanae.hokkaido.jp/
・北のクリーン農業推進協議会
  http://www.agri-clean.gr.jp/yesclean/index.html
・JA新はこだて
  http://www.ja-shinhakodate.jp/
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