1984年、地元の青年たちが厳しい流氷のオホーツクを逆手にとって、観光に活用しようという発想から生まれた「流氷あいすらんど共和国」。オホーツクらしさを創り上げたいという建国精神を掲げ、人と自然を愛し、郷土を愛する「愛す」と、氷の「アイス」から名づけました。国の運営は建国委員により大統領を選出して組織作りを実施。訪れる人たちが気軽に楽しめる国づくりに取り組んでいます。 氷点下で開催される「まるかじりパーティー」 　「流氷あいすらんど共和国」では、厳寒の野外バイキングパーティ「氷点下のまるかじりパーティ」や、流氷原を見渡すアイスステージ上で行われる「流氷結婚式」など、全国的にも注目されているイベントを行っています。このほか「シャケの輪投げ」「雪中パークゴルフ大会」「雪中宝さがし」などユニークな行事を開催。また「流氷あいすらんど共和国」という名前を通じて、北欧のアイスランド共和国との国際交流も始まりました。 アイスランド共和国のアウスグリムソン外務大臣と面会 「流氷結婚式」 　全国から応募を募り、抽選で選ばれたカップルが行うこの結婚式は、例年マスコミにも紹介され大好評です。本州からの応募が大半を占め、実際に式を挙げるカップルもほとんどが本州の人たちです。氷のステージ上には、祭りの参加者が祝福に集まり、幸せいっぱいの2人がウェディングアイスをノコギリでカット。何年か後には、子どもを連れて遊びに来るなどの、あたたかい交流が生まれています。 ●データ 代表者：小島光夫さん／設立：1985年／会員：40名 所在地：紋別市幸町5丁目　紋別市観光協会内 電話：01582-4-3900／FAX：01582-4-9911 連絡先：紋別市落石町3丁目2-7　小島光夫さん 電話：01582-3-5530／FAX：01582-3-2374 ●リンク ・紋別市観光協会   http://www.mombetsu.net/