紋別市の基幹産業である水産業は、緑豊かな森林が根底で支えています。長年、漁業協同組合婦人部が、市有地に植樹を行い、その運動が高く評価されていました。森林と海の関わり、植樹を通して森林がもたらす大きな恩恵を広く市民に認識してもらおうと、漁業士会、婦人部、青年部が実行委員会を作り、植樹祭を企画したのがはじまりです。植樹を通じて森林整備への理解を促しています。 市民による植樹の様子 　紋別市の漁業を守り育てる目的で、毎年春に植樹祭を開催しています。植樹場所は多くの市民が気軽に参加でき、駐車場、アトラクションができる広場があり、日頃から市民に親しまれている「市有林大山団地」に決定しました。植樹祭では多くの市民が青空の下、心地よい汗を流し、交流をしています。植樹祭を通じて、地球温暖化防止対策による森林の環境に果たす役割などが見直され、市民の意識が高まりはじめています。 植樹記念の碑 「オホーツク魚の市民植樹祭」 　毎年5月、春のハイキングを兼ねて、市民の手により、市有林大山団地に植樹を行います。漁業を守り育てるという目的から、保水能力が高く、腐葉土がつくられる広葉樹（ミズナラ、ハルニレ、カツラなど）を植樹。2004年には漁業者をはじめ、林業団体、市民団体、小学生、保育園児など約300名の参加がありました。作業終了後は、炭焼きコーナーを設け、貝焼きや鉄砲汁をサービスし、参加者の労をねぎらいます。 ●データ 代表者：藤田孝太郎さん／設立：1996年／会員：14団体 所在地：紋別市港町6丁目　紋別漁業協同組合内 電話：01582-4-2131／FAX：01582-4-1680 連絡先：紋別市幸町2丁目　紋別市産業部農政林務課 電話：01582-4-2111／FAX：01582-3-1535