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豊富町は雄大なサロベツ原野と宗谷丘陵をかかえた酪農地帯。そして日本でも希少な牛の放牧地域です。そんな地域の特性を守り、生乳生産から加工、製造、販売まで自らの手で行いたいと、5軒の農家が集まって「農家チーズネットワーク」を結成しました。勉強会と講習会で実績を積み、活動4年目にして「あぐりネット宗谷有限会社」を設立。安全性とおいしさを追求した事業に取り組んでいます。 |
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フランスから講師を招き、チーズ作りの研修 |
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乳製品の加工、販売を行うほか、地元の小・中・高校を対象とした、アイスクリームとチーズの製造講習会を開催しています。今では家族連れや、仕事仲間同士の参加もあり、徐々に地元に定着しつつあります。生乳という液体がチーズやアイスクリームという固体に変る時の感激。そしてそれが自分たちでも簡単にできるという喜びや、手づくりの食べ物には添加物が必要ないということを知った参加者は、学んだことを食生活に生かし、新たな参加者を伴って再受講しています。 |
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中学生が1日がかりの本格的なチーズ作りを体験 |
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「工房レティエのナチュラルチーズ」 |
あぐりネット宗谷有限会社が山の中に設立した「牧場のチーズとアイスクリームの工房・レティエ」。いろいろなチーズの作り方を学び、この土地でどんなチーズが作れるのか、自分たちはどんなチーズが食べたいのかを研究しました。潮騒が運んでくれたミネラルいっぱいの牧草を食んだ放牧牛から出てくる牛乳を貴重な財産として、地元の人たちが豊かで幸せな気分になれる乳製品作りをめざしています。 |
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