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国内有数の秋サケ漁獲高を誇る標津町は、イクラ、筋子、貝柱製品などの水産加工業も盛んです。それらの加工品を消費者に安全に届けるため、地域一体となって、食品の衛生管理システムの導入に取り組みました。米国で開発された食品品質管理手法「HACCP(ハサップ)」に、地域の水産加工の実状をかけ合わせ、日本初の「水産食品加工安全管理システム」地域HACCPを実践しています。 |
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漁船の船倉の清掃 |
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浜の安心・安全を食卓へ届けるために、徹底した衛生管理に取り組んでいます。HACCPシステムにしたがって、生産者をはじめ、加工業者、市場、運送業者まで、たずさわる人々みんなが健康管理から衛生教育、作業管理をしっかりと行っています。作業管理は、水揚げから加工、出荷のすべての段階で、設定されている管理項目をつねに監視して状態を記録。水や原料の温度管理、作業場に入室時のチェックなど、一人ひとりが責任を持って作業しています。 |
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セリの後、加工場で秋サケの魚体温度を測定する |
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「衛生的できれいな漁港」 |
衛生管理に取り組んだ結果、生産活動の場である漁港の衛生状況もよくなりました。ゴミが減り、港内海水の清浄で漁港特有のにおいがなくなり、カモメやカラスも減りました。また、きれいになった港は、道外からの修学旅行生や一般観光客も入りやすくなり、今までなかなか立ち入ることができなかった漁業の現場を見学する機会が増えました。漁港を見学し、標津の特産品を食べるツアーも多数企画されています。 |
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