5年生の社会科の授業で「日本のコメ消費量が年々減少し、毎年生産調整が行われている」ということを学び、「自分たちの力でコメの消費を拡大したい」と思ったことをきっかけに一致団結。「プロジェクト米X(コメックス)〜日本のお米を救え!」という活動を開始しました。日本有数の稲作地帯に生活する子どもたち9名が、コメの消費量減少を身近な問題と捉え、消費拡大をめざして活動を展開しています。
コメの現状を学ぶ子どもたち
日本のコメについて知るため、日本農業賞大賞受賞者や道立農業試験場、米粉を使ったパンやケーキを開発・販売している方を訪ねて苦労や努力、工夫などを学び、自分たちでも米粉パンやうどんを作ってみました。そして、日本有数のコメどころ、新潟県見附市の上北谷小学校と交流しながら、コメを使った新商品の開発に取り組んでいます。「地域を愛する気持ちがあってこそ、価値ある商品が生まれる。熱意とこだわりが新商品に結びつく」を合言葉にがんばっています。
クリームと生地に米粉を使った「ビバ・ライス・マガンシュー」
「米っ粉・ピパオイ・アラカルト焼き」
「地産地消」をテーマに、アスパラガスやハスカップ、焼き鳥など、美唄の特産品を取り入れた、たこ焼き風の食べ物で、生地に米粉を使用しています。将来は、無農薬米から作られた米粉を使いたいと考えています。2004年3月に行われた「美唄米粉シンポジウム」で、多くの農業関係者や市民から称賛の言葉をもらいました。
●データ
代表者:越山真史さん/設立:2003年(活動終了)/会員:9名
所在地:美唄市西美唄町山形3区
電話:0126-69-2921/FAX:0126-69-2977