●はじまりは?
日本海に面した苫前町は、冬の間強い季節風が吹く「風のまち」として知られています。この「やっかいものの風」を活用して地域の活性化を図ろうと風車建設に取り組み、町内に巨大な風力発電施設が完成しました。広大な大地と風車群との牧歌的な景観を作り出しています。こうした活動を進めるため、協議会が1988年に設立されました。各地区から推薦された委員25名が、「風」という資源をどう活用するかをキーワードに活動を続けています。
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国内最大の集合型風力発電所 |
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●おもな活動
協議会では結成以来、風力発電のアイディア提起など幅広い活動を行っています。現在は、クリーンな風力発電事業を行う苫前町を全国に広めるとともに、環境や景観に配慮し地域特性を生かしたまちづくりを推進しています。 風力発電施設への理解を深めるため、小・中学生向けエネルギー教室や地域住民の勉強会の開催のほか、文化を育むための「風のコンサート」の実施、住民向けパンフレット配布などを実行。勉強会などへの住民の参加も増え意識向上につながっています。 |
2001年で4回をむかえた「風のコンサート」 |
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