●はじまりは?
網走湖「氷上絵・文字」は、地元有志の手で1999年から始まったイベントです。「降雪した農地」と「氷結した湖」を自然のキャンバスに見立て、住民が参加して航空機から見える絵や文字を描き、女満別を訪れる人へ歓迎メッセージを発信しようというものです。「農地・湖・空港」が共存する女満別町を全国にピーアールしています。
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オホーツクの冬を代表するクリオネの氷上絵 |
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●おもな活動
1999年は、地域住民と小・中・高校生ら約200名が参加して湖上に9つの絵・文字を作成。翌年からは日没後にも見えるようにイルミネーションを施すなど規模が拡大し、町外からの参加もありました(2001年で350名)。自然のキャンバスに下絵を描き、参加者が雪面を踏みつけて絵・文字を彫り込むもので、地元中高生の学校行事にもなっています。また、参加者はその後セスナ機から完成品を見学することができ、大きな感動を生んでいます。 また、道具の手配やくい打ちなど、お金のかからない工夫をして低予算で実施し、国定公園内での作業になるため自然環境に優しく配慮しています。厳しい冬の自然環境を活用した、他に類を見ないイベントとしても注目を集めています。 |
ライトアップされた氷上絵 |
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