●はじまりは?
大空町のひまわりは、秋まき小麦刈り取り後の土づくりのため、数戸の農家が緑肥作物として栽培したことがきっかけで始められました。その後、町が地力対策としての効果のみならず農村景観を提供する方策として緑肥用ひまわりの種子代の助成を行ったことから大幅な面積の拡大につながり、2001年には200ヘクタール以上に増加。循環型農業を実践する農家の活動から、美しい農村景観が生まれ、地域住民の活動へ。今では農業情勢の変化により、ひまわりを作付けする農家は減りましたが、町の観光資源として根付いています。
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町の誇りであり観光資源でもあるひまわり |
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●おもな活動
町の景観は、森林と湖がつくる豊かな自然と、四季折々の田園が織りなす農村景観から生まれています。農地では、農業者自らが景観作物の作付けを実施し、農村の生活に根ざした取り組みが、地域の景観づくりへと広がり、地域住民が参加しての活動に発展しています。 また、町では、町有地等の先行植栽を行うとともに、開花状況などをホームページ上で紹介するなど、広く情報発信を行い、ひまわりを活用したまちおこしを展開しています。 これらの活動を通して、町民が美しい地域に誇りを持つようになり、町外の人に対しては農村の多面的な魅力を伝えることにつながっています。 |
秋まき小麦刈り取りの様子 |
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