東旭川町豊田地区は、豊かな自然環境に恵まれた農村集落。日本農民組合の発祥の地でもあり、獅子舞や太鼓などの郷土芸能を生んだまちとしても知られています。しかし、最近は農業を取り巻く環境が変わり、子どもたちが地域のよさを認識しきれない状況にありました。そこで、老人クラブのみなさんが地域のために役立ちたいとフラワーロード作りを開始。活力ある地域づくりと、次世代に農村のよさを伝えるために活動を続けています。

　1997年から、地域会館や道路周辺への花壇作りを始めたのをきっかけに、2年後にはマリーゴールドのフラワーロードづくりに取り組みました。当初は4キロで始まったものが、地元の小中学校や住民の協力を得て、2002年には8キロに延長。将来は旭川21世紀の森まで延ばしたいと意欲を燃やしています。
　この熱心な取り組みが地域の人々を動かし、今では雑草を抜いたり、花壇を作ったりと協力してくれる人が増えています。