●はじまりは?
全国一のユリ根生産地で知られる真狩村。1990年に村内の農業者、商店主など異業種のメンバーが、「北のロマンと活力あふれる美しい村づくり」のために、研究会を結成しました。自らが汗をかいて活動することで、村外の人に誇りを持って村を語れるようにと、特産品のユリを道路沿いに栽培するなどの活動をスタート。現在は地域の情報交換・交流の場になっています。 |
ユリロード沿いに咲き誇るユリ |
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●おもな活動
1993年から道道岩内洞爺線約4キロに花ユリを植え、花で訪れる人を迎える「フラワーロード事業」を展開し、観光スポットとなっています。また1999年からフラワーロードをテーマにしたフォトコンテストを行ない、村外を中心に多数の応募があるなど、話題を集めています。
これらは、道路添いの土地の提供や、種ユリの安価提供、栽培技術の指導など農家の協力、植え付けに参加してくれる村内外の人々、道路管理者の協力・支援がなければ成り立たないものでした。
村では従来、ユリの花を咲かせることのない球根を栽培していましたが、こうした活動でユリのまちを村内外に広くピーアールし、切り花生産も増加。真狩産のカサブランカは市場でも高く評価されています。
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フラワーロード事業での球根の植え付け |
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