●はじまりは?
北竜町のひまわりは、1980年農協女性部が「家族の健康を守る運動」の一環として、夏は観賞用、秋には種から食用油を搾るために「一戸一アール作付け運動」を始めたのがきっかけです。当初は422戸4.2ヘクタールのひまわり栽培が、転作作物になったことから面積が増え、しだいに観光客の人気を集めるようになりました。太陽に向かってまっすぐ咲くひまわり、明るくダイナミックでクリーンなイメージをまちづくりのコンセプトに掲げています。
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観光客でにぎわう「ひまわりの里」 |
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●おもな活動
1989年、「ひまわりの里」が造成され、草取りや種まきなど、農協青年部を中心にすべてを町民ボランティアで行っていましたが、1992年には有志が「ひまわり農園」を設立して管理しています。現在も老人クラブの200名をはじめ、町民が「ひまわり十字軍」として草取りの応援をしています。また、ひまわりの里に隣接した北竜中学校では「世界のひまわりコーナー」を作り、選定から種まき、水やり、草取りなどを担当。8月第1土・日には観光ガイドも行っています。
健康食品として植えられたひまわりは緑肥にもなり、観てよし、食べてよし、土によしと三拍子揃った農作物。今や全国的にも知られるようになり、地域経済に大きな効果をもたらしたと同時に、地域文化を育むことにつながっています。 |
草取りに324名の町民が参加 |
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