●はじまりは?
幌加内町のそば栽培は、減反対策としてやむなく導入されたにもかかわらず、「やるならば徹底的に」という生産者の意欲的な取り組みで、今や栽培面積、生産量とも日本一を誇っています。「幌加内町そば活性化協議会」は1999年に設立。そばの花咲く美しい農村景観を核に、朱鞠内湖など地域に広がる大自然を生かした景観づくりを行ない、そば打ちや農業体験などを通じ都市との交流を深めるなど、地域の活性化を図る活動を続けています。
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7月中旬が見ごろとなる、そばの花 |
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●おもな活動
そば生産者や加工業者、手打ちの会など町内23の団体が参加し、さまざまな活動を行っています。いちばんのイベントは9月の「新そば祭り」で、札幌・旭川圏を中心に全国からの参加者が年々増加。2003年には10回目を迎え、「世界そばフェスタin幌加内」を開催し、そば料理として10カ国からの参加を予定しています。
そばは連作が難しく、ここまでくるには有機肥料による土づくりや排水対策などの積極的な取り組みが行われました。そこから生まれた美しい農村景観の拠点となる「そばの館」を建設する予定で、手打ちそば体験などを通じて、町外の人との交流を図ろうと計画しています。また、そばの花鑑賞ポイントの整備も進行中です。 |
そばの収穫風景 |
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