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夢泉塾
●はじまりは?

 2001年6月、本州では絶滅の危機に瀕しているカワシンジュガイが付近で発見されたことを機に、この幻の貝を地域のほこりにしようと考え、「夢泉塾」が結成されました。地域の子どもたちと貝の生息状況を観察し、生息保護に努めることで自然環境の大切さを伝え、子どもたちに夢を与えることを目的に活動続けています。


布礼別川でのカワシンジュガイ生息調査
●おもな活動

 深山峠に「小さな貝の博物館」を作り、町民にもまだ認知度の低いカワシンジュガイを理解してもらうよう活動を続けています。ここでは、カワシンジュガイの情報発信基地として、全国の学芸員などへ生息状況を報告するほか、今後は観測活動なども行う予定です。
 また、地域の小学校近くにイケスを作り、生息・観察を行なうことも検討中です。会としての活動は始まったばかりですが、地元、富良野高校科学部の生徒たちがカワシンジュガイの調査に参加したり、子どもたちの関心も高くなっています。


地元の子どもたちにカワシンジュガイの説明をする
ここが自慢!

●連絡先

代表者名:浜本幹郎さん/会員:10名

住所:空知郡上富良野町深山峠 小さな貝の博物館

電話:0167-45-6810


●リンク

上富良野町
http://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/


「カワシンジュガイ」
 淡水産の二枚貝で、天然の真珠を抱くこともあるため、この名がつけられました。北緯40〜50度の山間部の清流にしか棲息できず、自然環境のバロメーターとも呼ばれます。北米やユーラシア大陸などに分布し、日本では本州が生息地の南限とされ、天然記念物に指定している県もあります。貝の中では最も長寿貝で100年以上も長生きすることもあり「生きている化石」とも呼ばれますが、今では数が減って幻の貝になりつつあります。

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