●はじまりは?
1978年2月17日に、マイナス41.2度という国内最低気温を記録した、日本最寒の地「母子里」。この寒さをマイナスイメージととらえず、雪の神秘を感じ、北国の生活の楽しさや素晴らしさを体験してもらおうと、1987年より「天使の囁きを聞く集い」と題したイベントを企画運営しています。長年続いているこのイベントは、観光客だけでなく、地元に住む人にとっても地域を見直すよい機会となっています。
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 ライトアップされた白樺の並木道 |
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●おもな活動
設立以来、雪や寒さの持つマイナスイメージをプラスに変えるべく、多くの人にこの地域の魅力を伝えてきました。イベント名の「天使の囁き」は、ダイヤモンドダストを指す言葉。冬の寒さや厳しさの代名詞ともいえるこの現象を、神秘的で幻想的な自然現象としてとらえ、まちのセールスポイントにしています。1997年には最寒の地を記念して、クリスタルパークが整備されました。
このイベントがきっかけとなり、本州から移住する人も現れました。また、本州からの参加者が年に一度同窓会のように集まる「東京天使会」をつくるなど、新たな動きも生まれています。 |
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