●はじまりは?
1983年、羽幌町上羽幌の農家の人たちは、農業技術の発展と特産品開発をめざし、「上羽幌生産組合」を発足。活動の一環として、1990年から規格外の大豆を使って昔ながらの製法で味噌作りを始めました。「安心、安全」をモットーに、自ら生産した農産物で作る味噌を、「生産者の顔が見える特産品」として消費者に広く提供していくことが目的です。
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「あっちゃんみそ」を仕込み中の鉢呂さん |
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●おもな活動
「上羽幌生産組合」が製造する味噌は、地元産の大豆とコメから作った麹を原料とし、会員が味や製造法を母親から受け継いだことが由来で「あっちゃんみそ」と名づけられました(あっちゃんは、東北地方の方言で母親の意味)。当初から大人気を博し、年間2トンほど仕込んでもすぐに売り切れてしまったので、徐々に製造量を増やしていきました。麹作りや塩加減などに苦心しましたが、試行錯誤を重ね、2001年は10トンもの味噌を仕込み、東北、首都圏にまで出荷。現在はリピーターや口コミで販路が拡大しています。
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100個の樽に約10トンの味噌を仕込む |
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