●はじまりは?
1972年に紋別市に設立された「株式会社三幸」では、カニ缶詰の製造など、魚介類の加工品を製造販売しています。同社では、いままで利用されていない水産資源や水産廃棄物を、新しい製品に活用できないかと研究を重ね、天然醗酵調味料(魚醤)「おいしさかくれんぼ」を開発しました。廃棄コスト削減や、環境問題の改善にも役立てています。
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屋外での発酵テスト風景 |
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●おもな活動
紋別沿岸でとれるシロザケなどの頭や内臓、ホタテのウロ・ヒモなど、いままでは廃棄物とされていた部分を低温醗酵させ、味わい深い天然発酵調味料を完成させました。この調味料は「おいしさかくれんぼ」と名づけられ、そのまま販売されるほか、他の製品作りにも利用されています。また、「おいしさかくれんぼ」を隠し味に使ったかまぼこ「ほたて流氷揚」は、全国で高い評価を得ています。
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ほたて流氷揚 |
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