●はじまりは?
斜里町では、人材育成事業「オホーツク大学」を実施しています。これは農業を活性化させるもので、2年間各学部に分かれて視察研修などをします。ここで学んだ婦人学部の農家の女性たちが集まり、1991年に「つゆ草会」を結成。地元産のトマトを使用したトマトジュースの商品化に取り組み始めました。地元農産物の有効活用と付加価値向上を目的にしています。
|
トマトジュースの製造風景 |
|
●おもな活動
「つゆ草会」は、オホーツク大学で学んだ技術をもとに、規格外のトマトを使ってトマトジュース作りをスタートしました。安全な製品を作るため、トマトの栽培法からジュースの製造までを町内外の各機関に相談し、研究を重ねました。その後、「知床乙女」の名でジュースを商品化することができ、ホテルなどでも取り扱われるようになりました。2年後にはニンジンのピクルスやジュース、ゼリーも商品に加わりました。
現在は、トマトジュースは年間4千本、ニンジンジュースは2千8百本、ニンジンピクルスは3百本と製造量も順調に増え、町内外のイベントで高い評価を受けています。
|
|
|
|