●はじまりは?
士別市は、1954年に士別町、上士別村、多寄村、恩根別村が合併して誕生しました。その市の東にある上士別地域で、過疎を逆手にとり、地域の特徴を活かしたまちづくりを進めようと、1985年に町内有志が集まり「上士別を築こう会」が結成されました。会は、婦人部会、木いちご部会、AYUMI部会、ホタル部会、コスモス部会、フルール部会の6部会から構成され、「遊ばない土地づくり」「遊ばない季節づくり」「遊ばない人づくり」をモットーに活動を進めています。
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手作りのドライフラワー |
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●おもな活動
会の活動は、空き住宅を利用した地元産のトマトジュース作りから始まりました。トマト以外は何も使っていないジュースは消費者に大好評で、リピーターも増えています。2001年には「ジュース作り体験」を実施し、地元の農家の女性たちが参加。自家栽培のトマトで作ったジュースは、トマトそのものの甘みが生きていると評判でした。
2001年には地元産のヤーコンを普及させようと、ヤーコンとトマトのジュースを開発。ヤーコン入りクッキーやプリンとともに試食会を開いたところ、特にジュースは「癖がなくて飲みやすい」と人気でした。ヤーコンは生活習慣病の予防に効果を発揮すると注目を集めています。他にも、シソを使ったシソジュースや、木いちご果汁など、各部会でさまざまな商品開発をしています。
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会員のみなさん |
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