●はじまりは?
喜茂別町のJA女性部では、自分たちの畑でとれた農産物で、ジュースや漬け物などの試作品を作っていました。しかし、農繁期には人手不足のため活動がなかなか進みませんでした。同じ頃、町内女性団体が集まる協議会役員会で「地元農産物の規格外品を利用して加工品を作りたい」という話題が持ち上がり、1997年にJA女性部、双葉婦人会、市街婦人会、商工婦人部の有志20名が集まって、「喜茂別特産品加工グループ」を設立。人手不足も解消され、安全で健康な加工品作りとともに「まちの元気づくり」を進めています。
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「きらめきみそ」仕込みの様子 |
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●おもな活動
加工グループは活動当初、地元農産物の規格外品を使ってトマトジュース、メロンの漬け物を試作していました。やがて「子どもたちに無添加の安全な味噌を食べさせたい」という思いから、地元産大豆を使った味噌作りも始めました。1998年には、製造や販売の拠点として、会員が所有する空き家を利用して工房を設置。町のキャッチフレーズ「人と自然がきらめくまち」から「きらめき工房」と命名しました。その後、2000年にいよいよ味噌の販売を開始。「きらめきみそ」と名づけられた味噌は、町内外から多くの注文を受け、900キログラムがすぐに完売となりました。2001年には倍の量を仕込み、贈答にも使えるように箱入りを売り出しました。現在は学校給食にも使われています。
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出来上がった味噌を袋詰め |
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