●はじまりは?
八雲町は古くから酪農、畑作、稲作など農業が盛んなまちです。農家の女性たちは、生産された農産物と規格外の農産物を加工して安心して食べられる商品を作るため、1999年に「ほっぺの会」を設立しました。「地産地消」をめざし、地域の人々に地元に良い食材がたくさんあることを知ってもらおうと、活動を続けています。
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味噌作り開始。24時間浸水した大豆を蒸気回転釜で煮る |
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●おもな活動
「ほっぺの会」は、無農薬で栽培した規格外のニンジンを利用してジャムを作り、消費者と直接触れ合える対面販売を開始しました。2001年からは地元でとれたもち米で麹を作り、味噌の製造をスタート。同年9月に工房を設置し、赤飯、大福、しるこ、南蛮の漬け物「三升漬け」などの商品も増えました。
これらの商品は、受注販売や八雲町物産協会を通して町内や東京・名古屋のイベントで販売。中でも人気のジャムは、町内小売店(ハーベスター八雲、Aコープ八雲店)で通年販売しています。また、製造販売だけでなく、希望者には味噌作りの体験をしてもらうなど、メンバー自身も楽しみながらさまざまな活動をしています。
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町のイベント用に早朝から大福を製造 |
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