●はじまりは?
幌加内町の農家の人たちは、コメの転作作物としてそばの栽培に着目しました。町にはそば栽培に必要な広い土地があり気象条件も適していたことから、研究を重ねた結果、生産量は年々増加しました。1986年には「JAきたそらち幌加内支所そば部会」を結成。そば生産農家全戸が会に加入し、生産技術の向上や販売体制の確立に力を注いでいます。
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一面に広がる日本一のそば畑 |
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●おもな活動
部会では毎年「良品質そば生産栽培講習会」「そば研修視察」などを実施。また、そばが水に弱いことから浸水性の高い土壌に土地改良を行ったり、土壌に合った肥料の開発をするなどの努力しています。
1988年からは、そばの付加価値を高めようと、生産したそばを製粉し製麺する研究を開始。製品化した生麺は町内のそば屋で供されるほか、そば粉は日本各地に販売しています。
1994年から「幌加内新そば祭り」が始まり、2001年には35,000人もの人が訪れました。また、地元の手打ちそば練習施設「そば道場」の盛況もあり、全国的に「そばのまち幌加内」が有名になりました。
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そば部会のメンバーによる生育診断風景 |
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