奨励賞

赤平アジサイロードの会

【赤平(あかびら)市】

はじまりは?

地域を流下する北海幹線用水路は、建設以来長期間経過したことなどから、用水路沿いに雑草雑木が繁っていました。そのため、会員を中心として用水路沿いに、低木であまり管理の手間がかからなく開花期間が長いアジサイを植樹し、地域の農村景観の向上を図ることとしました。また、その植栽したアジサイの薄紫の花を楽しむ地域交流会を年1回開催し、市内他地域との交流を図ることで地域の活性化を目指していく活動が始まりました。


主な活動

アジサイの植樹(平成14年~)とアジサイを直射日光から守るためのサクラの植樹(平成18年~) を行い、平成22年までに予定延長(約2,000m、アジサイ約3,700本、 さくら250本)を植樹しています。
 赤平市から南幌町まで農業用水を供給する約80kmの北海幹線用水路は北海道遺産に認定(平成16年)されており、その認定看板や休憩所の東屋などは会員が風倒木を再利用して製作しているほか、旧用水路の石(間知石)も再利用しています。
 人口減少が進む地域においては、アジサイの植樹活動を行った3年目の平成16年以降毎年、市内他地域との交流を進めています。平成23年からは、アジサイとサクラを植樹した用水路沿いの水田で、地元小学生を対象とした「田んぼの学校」を開催するなど、地域住民主体の活動となっており、地域の活性化に大きく貢献しています。

ここが自慢

【アジサイで広がる地域の輪】

北海幹線用水路沿いのうち2kmに地域住民でアジサイ・サクラを植樹したことにより、農村景観が美しくなりました。毎年アジサイの開花期の7月下旬に地域交流会を開催し、住吉町内会や市内他地域との交流を進めています。平成23年からはアジサイロード沿いの水田で、地元小学生を対象に、田植えから調理実習までの農業体験を学校と一体で実施しており、アジサイロードを核とした市民のとのつながりと、農業・農村の応援団形成に向け、一層の取組みの拡大が期待されています。




DATA

■代表者: 井上俊昭さん/設立:2004年/会員:53名
■連絡先: 赤平市住吉町480番地
■電 話: 0125-33-7522
■F A X : 0125-33-7522


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