21世紀のふるさとは、「美しい村」にあります。
1.多様な役割を担う「美しい村」
北海道は厳しい環境にありながら、多くの人々の努力が確かな実をむすび、各地で農業や水産業が営まれ、国内最大の食料基地として大きな役割を担っています。
さらに、これらの地域は「食糧生産の場」であるとともに、じつに多様な面をもっています。
それは、心をなごませる美しい景観や環境の保全、地域文化に根付いた魅力的な特産物、地域の人々との交流など、形はさまざまですが、現代のわたしたちが心に描く「ふるさと」のような、かけがえのない役割にもなっています。
2.「美しい村」を育てよう
21世紀のふるさと-「美しい村」は、北海道に住むわたしたちの財産です。
わたしたちは、その財産をこれからも大切に守り、育てていきたいと考えます。
「美しい村」の魅力をどうやって作り出していくか、どう伝えていくか。そのためには、まず、そこに住む人の「営み」が大きなエネルギーになります。さらに、その魅力を受け取る多くの人理解と協力、応援が必要です。
そこでわたしたちは、より多くの人々と手をたずさえて「美しい村」を創造することを目的に、「わが村は美しく-北海道ネットワークを設立」しました。
3.「美しい村」から発信しよう
「わが村は美しく-北海道ネットワーク」は、「美しい景観の保全と形成」、「より魅力的な地域特産物づくり」、「農村と都市との人の交流」を三本の柱として、会員が中心となって活動を行います。そこでは、生産者、消費者、都市に住む人、農村に住む人、漁村に住む人、団体、個人などがお互いに枠をこえてネットワークをつくり、地域の魅力を育て、より発展させるためにさまざまな活動を展開します。
そして、わたしたちと、わたしたちの子どもたちのために、世界に誇ることのできる豊かな北海道を受け継いでいくことをめざします。