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1999年11月、上湧別町で行われた町づくりの会議に出席した6名が「他人任せではない自分たちの町づくりを!」と、自主的に集まったのが、団体設立のきっかけです。メンバーの1人が土管工場の煙突に注目し、なぜ、巨大なレンガの煙突があるのか?この疑問が活動の始まりでした。調べてみると、レンガ建築は町の地理的状況、農業の歴史、気候、そして経済的余裕まで象徴するものだったのです。 |
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壊す予定の建物より古いレンガを回収 |
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2000年6月、町内のレンガ建築を調べ、レンガマップを作成。これにより、町内外に「レンガの町・上湧別」という新しい視点を発信できました。2001年には町役場発行のパンフレットに「レンガ建築散策」が掲載され、2002年には市街地の歩道整備にレンガが使われることになりました。また、より多くの人にレンガを知ってもらうために、ミニチュアレンガづくり、壊される建物からのレンガ回収など、レンガの保存と景観づくりに取り組んでいます。 |
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ミニチュアレンガを制作 |
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「レンガ建造物」 |
上湧別は重粘土地帯ということもあり、1918年(大正7年)からレンガ製造が始まり現在まで続いています。レンガ生産が盛んだったことからサイロや住居、倉庫などの建物が造られ多くが現存し、「空間積み」という手の込んだ技法にも町の特徴が見られます。広々とした平野に歴史あるレンガ建造物が点在するのどかな風景、青い空に赤いレンガ、緑の畑というコントラストが独自の景観を作り上げています。 |
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●データ
代表者:嘉野浩一さん/設立:1999年/会員:6名
所在地:紋別郡上湧別町字北兵村1区 JRY内事務局 担当:中島一之さん
電話:01586-2-3000/FAX:01586-2-3200
●リンク
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