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寿都町は函館と小樽を結ぶ海岸線のほぼ中央に位置しています。寿都湾は弓状に32キロメートルにわたって続き、町民に豊かな恵みを与えてくれる貴重な海です。その大切な水産資源を、未来へとつなぎ、守るために、海岸に漂着する漂流物を取り除こうと、漁業協同組合が中心となって、全町民を対象とした大規模な海岸清掃「全町民海岸クリーン作戦」を計画しました。 |
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鮫取澗海岸のクリーン作戦 |
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海岸の清掃活動は、今まで各町内会単位で行っていましたが、2004年は初の試みとして全町民を対象とし、さらに町外からも清掃ボランティアを募って行われました。クリーン作戦が行われたのは、長い海岸線が続く寿都湾の有戸漁港から磯谷町鮫取澗までの4キロメートルの海岸です。海岸に打ち寄せられた空き缶やペットボトルなどのゴミを丁寧に収集して、清掃活動を行いました。今後は、ほかの海岸線でもクリーン作戦を行い、美しい海を守っていきます。 |
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種前海岸のクリーン作戦 |
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「美しい弧を描く寿都湾」 |
寿都湾は、一年を通して小女子(こうなご)やウニ、アワビなどが豊富に獲れる水産資源の豊かな海です。2004年のクリーン作戦では、参加者が420名という予想を上回る人数となり、環境問題への関心の高さが感じられました。黙々と清掃作業に励んだ結果、集まったゴミは8トンにもなりました。代々受け継がれてきた、豊かな海の恵みと美しい自然を次の世代へ伝えるための活動は続きます。 |
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