「わが村は美しく―北海道」運動2004  
景観部門
愛知町内会/北檜山町  
はじまりは?
 愛知地区は、1893年、愛知県から先人が入植してきたことにより開拓が始まりました。入植からまもなく水稲の試作が始まり、今では約340ヘクタールの水田が広がる穀倉地帯です。愛知町内会では、長い間、水源として利用されてきた「うぐい沼」周辺を、最小限の歩道整備、生態系を破壊しない程度の除草など、自然環境を壊さないように地域の貴重な財産として大切に守っています。
浮島公園まつりで地元農産物の直売


おもな活動
 うぐい沼には、大小10数個の浮島が点在することから、その周辺は「浮島公園」と呼ばれ人々の憩いの場となっています。町内会では、主に公園の整備を行い、毎年6月には「浮島まつり」を開催しています。また、地元の青年会の有志で結成された「杉の子林業グループ」と協力し、天然林の保全に努めたり、うぐい沼に伝わる竜神伝説を基にした「浮島龍神太鼓保存会」を地元の農業後継者を中心に結成して、郷土芸能としての保全にも努め、地域の連帯感を高めています。
大勢の人で賑わう浮島公園まつり

ここが自慢!
「浮島が点在するうぐい沼」
 うぐい沼の広さは、約3.3平方キロメートルあり、その水面にはヨシやハンノキ、タモなどの木の根がからみあってできたさまざまな大きさの浮島が点在しています。風にゆらゆらと静かに漂う浮島の姿は、なんとも不思議で穏やかな景観をつくっています。春には水芭蕉などが咲きほこり、秋には紅葉に包まれる自然環境のすばらしい浮島公園は、「道南八景」にも選ばれた景勝地となっています。

●データ
代表者:大口義孝さん/設立:1894年(明治26年)/会員:65名
所在地:瀬棚郡北檜山町字愛知
電話:01378-4-4258

連絡先:瀬棚郡北檜山町字徳島63番1 北檜山町役場出納室 担当:丹羽光則さん
電話:01378-4-5111

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