あたたかな木のぬくもり、そして語り尽くせぬ木とのふれあいの魅力。生田原の豊かな自然の申し子であるたくさんの木、その木を生かしながら「木のまち生田原」ならではのまちづくりを行っています。1985年、生田原町・安国中学校の教師だった伊藤英二氏が、公民館主催の木のおもちゃ作り講座を開いた事がきっかけで、町ぐるみでの木のおもちゃ作りがスタートしました。 奮闘するお父さんの作業風景 　木のおもちゃへの熱き想いを交流しあいながら、「いつかは独立国をつくりたい」という夢を描き続けた人たちが、ついに大きなイベントを誕生させました。毎年8月と1月に開催している「木のおもちゃ王国」は今年で18回目を数え、町を代表するイベントに成長しました。たくさんの親子が集い、厳しい自然に耐えて育ったセン、オンコ、クルミ、カツラなどを素材に、木のおもちゃを懸命に作りあげる体験型イベントです。 親子による共同作業風景 「木のおもちゃ王国」 　18回目となる「木のおもちゃ王国」は、2004年7月31日〜8月1日に開国しました。参加者は全道各地から18組46人。1日目に材料を集め、2日目に組み立てていきます。実行委員の指導のもと、王国オリジナルの木のおもちゃ「あが〜るフォークリフト」を制作しました。これはリフトが上下する仕掛けの、乗って遊べるおもちゃです。1日目作業終了後は交流会を開き、食事や花火で盛り上がりました。 ●データ 代表者：藤本和夫さん／設立：1987年／会員：46名 所在地：紋別郡遠軽町生田原安国 連絡先：紋別郡遠軽町生田原339-1 電話：0158-45-2011／FAX：0158-45-2025 E-mail：i-sangyou@engaru.jp