北海道釧路市の西部に位置する音別町・白糠町の2町の酪農家の子どもたちを中心に「酪農を楽しく学ぶ集い」として、結成されました。酪農後継者育成の一環としての要素が強いのですが、酪農家の子どもたちに限らず、広く酪農に興味のある子どもたちの参加も受け入れています。普段、地域外の人々と交流する機会が少ない子どもたちに、地域の垣根を超えた交流の場を提供しています。 乳業メーカーの方による牛乳の生産・流通についての講義 　子どもたちによる、牛乳の生産・流通・消費追跡体験を通じた交流活動を行っています。自分の家(牧場)から消費地までの牛乳の流れを追い、乳業メーカーや販売店を視察する、牛乳の消費・流通調査活動は、「自分たちの家で生産した生乳が、なぜ自分たちの町で販売していないのか？」という素朴な疑問から生まれました。また、乳牛の品評会「ホルスタイン共進会」への参加では、子どもたち自らの手で牛を引かせて出品します。 首都圏スーパー内にて牛乳の消費・流通を調査 「ホルスタイン共進会（乳牛の品評会）への参加」 　ホルスタイン共進会への参加は、クラブ設立当初から実施している活動です。会場では実際に出品される牛を見ながら、いい乳牛の見方を学びます。また、出品する牛の手入れの仕方を学んだり、牛を引く「リードマン」の練習をしたりして、酪農を学んでいきます。地域の共進会に大人と混じって参加することで、子どもたちには自分たちが地域社会の一員であるという意識も芽生えているようです。 ●データ 代表者：五十嵐正敏さん／設立：1998年4月18日／会員：46名 所在地：白糠郡白糠町馬主来 電話：01547-2-4179／FAX：01547-2-4179