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日本海に面した寿都町は、ホタテ貝の養殖が盛んな町でした。しかし、1981年から販売単価が下降し、収益が大幅に減少してしまいました。落ち込んだ生産額の底上げをしようと、1994年から、ホタテ貝の養殖施設を有効利用して、マガキ養殖に転換を図りました。3年間の試験養殖を経て、1998年から本格的に宅配による販売を開始しています。 |
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日本海を臨む寿都漁港が「かき祭り」会場 |
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寿都町のカキを多くの人に知ってもらおうと、1998年から毎年「かき祭り」を開催しています。イベントを通じて地元や周辺都市部の人たちとふれあいながら、消費者の声に耳を傾け、ニーズに合わせた商品販売ができるように努力を重ねています。販路開拓のためにはじめた宅配便での販売は、安全で鮮度のよいものが届くと好評。つねに生産者としての責任と高い意識を持ち、消費者が求めるものを提供できるよう改善に取り組んでいます。 |
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回を重ねるごとに賑わいが増す「かき祭り」 |
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「寿がき」 |
日本海でとれる「寿がき」は、ほかの地域のカキと違って、春から初夏にかけて旬を迎えます。冬に食べるカキと一味違った味わいが楽しめます。大きくて身が厚く食べごたえのあるカキが、低価格で販売されているのも人気の理由のひとつです。このカキを味わおうと、2004年の「かき祭り」の来客数は3,500人にものぼりました。 |
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●データ
代表者:佐藤正幸さん/設立:1997年/会員:26名
所在地(事務局):寿都郡寿都町字大磯町20番地 寿都町漁業協同組合
電話:0136-62-2555
●リンク
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