●はじまりは?
清里町の景観を語る上で欠かせないのが、日本百名山の一つ「斜里岳」です。広大な農地に咲くイモの花や小麦畑と山とのコントラストが美しく、多くの観光客を楽しませています。さらに、町の入口となる道道摩周湖斜里線沿いに土地を所有する農家などが結束し、より美しい景観づくりができないかと始めたのが、沿道へのコスモスの植栽です。町内の人が誇りを持ち、町外の人があこがれるような景観づくりをめざしています。
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町の秋の風物詩、コスモスロード |
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●おもな活動
1993年の協議会の設立以来、道道摩周湖斜里線沿い約2キロにコスモスの植え付けを実行。斜里岳と赤、白、ピンク色のコスモスの花とが織りなす景観が美しく、いつしか「コスモスロード」と呼ばれるようになりました。今では開花時期に観光バスのルートにもなるほかテレビや新聞などで紹介されるなど、町の名所となっています。 9戸の農家が自主的に始めた活動をきっかけに、町全体に花を通しての景観づくりが浸透し、その後はオープンガーデンを作る個人宅も増えています。 |
5月下旬、畑の沿道にコスモスの植え付けを行う |
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