●はじまりは?
西興部村は天塩山地のふもとにあり豊かな森林に囲まれ、かつては林業が盛んでした。やがて村の一次産業の中心は酪農に移り、いくつかあった製材工場もなくなってしまいましたが、村では住民を対象に木工教室を開催。その講師として、全国的な活動を展開している木工作家の伊藤英二氏を招き、1994年に「ウッディサマースクール」を、3年後には「ウッディウィンタースクール」を開始。同実行委員会が中心となってイベントを推進しています。 |
参加者らが完成品を手に記念撮影 |
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●おもな活動
2泊3日で開催されるウッディサマースクール・ウィンタースクールを、毎年テーマに趣向をこらしながら開催しています。参加者は20〜50名ほどで、道内外の各地から木工愛好者をはじめ、初心者の方、家族連れなどさまざまな人が参加します。村では1997年に、木のおもちゃを集めた「森の美術館・木夢(こむ)」を整備し、現在はここで両スクールを開催しています。
館長であり講師でもある木工作家・伊藤英二氏の指導はたいへん評価が高く、毎回の参加者数は応募人数を上回るほど。リピーターも多くなっています。こうした活動から、木工愛好者の間では西興部村が木のおもちゃ作りのメッカとして認識されつつあります。 |
真剣な表情で作業に取り組む参加者 |
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