●はじまりは?
端野町字川向にある山林の山頂からは、小高い山々に囲まれた北見盆地を見渡すことができ、大地・街・大空が見事に三等分されて視界いっぱいに広がります。「わらべ山」の会は、この雄大な自然の営みを子どもたちに体感してもらおうと1990年に設立されました。この山林周辺を親しみを込めて「わらべ山」と呼び、多くの人にとって町が「第二のふるさと」となることをめざしています。 |
山頂より北見方面の展望は雄大で素晴らしい |
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●おもな活動
頂上付近に建設した民間での生涯学習施設「山林館」を拠点に、さまざまな活動を行っています。たとえば、けもの道を歩きながらの山の散策、森林レクレーション、野生動物(クマゲラやエゾリスなど)観察、ジープの探検、間伐材を利用したイスやテーブル作りなど。季節に応じて活動内容を変え、四季を通じて楽しむことができます。現在、年間で1,000人近くの方が訪れています。
北見市や端野町の小・中・高校生、民間団体などの活動に対して建物や周辺森林を開放するなど、ボランティア的な支援も実施。また、地元には森林整備ボランティアを行う方がたくさんおり、夏場には毎週のように森の手入れが行われています。こうした活動によって、美しい山林は2001年、民有林としてはめずしく林野庁指定の「共生林」の認可を受けました。 |
「おうぎ展望」での様子 |
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