●はじまりは?
農業にあこがれて関西からこの地に移ってきた永田朗さんが、たまたま民宿「アニマの里」を始めたのは20年以上前の1981年のこと。その後、当初の農業をしたいという気持ちを捨てきれず、1992年に約10ヘクタールの農地を買って正式に農業者となり、それとともに民宿の看板に「ファームイン」(農家民宿)という一行を書き加えました。 |
動物たちとのふれあいが多くの宿泊客に喜ばれている |
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●おもな活動
民宿を始めた当初は、体験型の観光と民宿業を一人でこなすことが難しかったため、ごく簡単な体験(羊とのふれあいや簡単な乗馬、犬の散歩など)を提供するにとどめ、インストラクターが必要となる本格的な乗馬やカヌーなどは他の体験型観光施設に任せていました。その結果として、分業して地域全体で観光産業をすすめるネットワークが作られることとなり、お互いの不足を補いながら観光客に満足を与えられるようになりました。宿泊した人々はリピーターになる場合が多く、海外からの観光客も訪れています。 |
共有スペースの居間は旅人の情報交換の場となる |
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