●はじまりは?
北海道の農業にあこがれ、研修にやって来る女性たちのために、1996年に全国で初めて、就農をめざす独身女性の研修施設「新得町立レディースファームスクール」が開校しました。その発足とともに、農業研修生の受け入れを行うため、酪農・畜産・
畑作農家が「協議会」を設立。現在は、酪農・畑作部門の研修生を中心に、毎年10数名受け入れています。
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スクールに隣接する実習農場で、そばの収穫 |
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●おもな活動
研修生は、レディースファームスクールで生活しながら、1軒の会員農家に3カ月、計4軒を1年間かけて回ります。いわゆる住み込みによる農業実習とは違い、農家、研修生ともにストレスを感じることなく、理想的な環境で実習に専念することができます。
協議会では農業実習だけでなく、研修生と住民との交流会の開催や、一緒にまちの行事に参加するなど、積極的な交流を実施。また、研修生を通じて新得の魅力を発信し、農村文化のピーアールにもつとめています。農業の後継者の人材育成と、まちの過疎化防止に大きな役割を担っています。
今までに61名の修了生のうち41名が北海道に残り、半数以上が町内に移住し、若き農業担い手として元気に働いています。 |
町民綱引き大会に出場 |
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