●はじまりは?
その昔、雪国の生活の必需品だった「かんじき」ですが、今では使われることが少なくなり人々の暮らしから消えかけようとしています。そこで、次の世代にかんじきの良さと農村文化を伝え、かんじき作りを続けている町内・赤井川地区に住む渋谷吉尾翁の功績を伝えるために、1988年からソフトボール大会を始めました。
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かんじきを履いて行うソフトボール大会 |
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●おもな活動
2002年で15回目を迎えた「かんじきソフトボール全国大会」は、町教育委員会が事務局を担当し、地域の10〜20歳代の若者が実行委員会のメンバーとなって、大会を運営しています。近隣町村からの参加と、遠くは稚内市や、黒松内町と「ブナ南限の地」の縁で姉妹提携を持っている愛媛県野村町などの参加があり、合計40チーム約600人が参加。 同大会のポスターのデザインは、住民からの公募で決定されるなど、地域ぐるみの一大イベントとなりました。
また、かんじきを作る渋谷翁に対して「渋谷クラブ」が生まれ、講習会などが開かれ、かんじきファンを増やしています。 |
開会式。かんじきを作る澁谷翁の挨拶に聞き入る |
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